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鍼灸院かきたのブログ 鍼のお話し: 2016年8月

腰と足

昨年4月に初めて来院くださった方

専らパソコン作業で、帰宅後も深夜まで画面を見ている毎日だそうです。

ベッドではなく椅子で寝る日々・・・。
進一さん 熱足のサムネイル画像
でパンパンの足

夜は、内臓を養う時間です。横になって日中活動した末端のを内側へ引き込み製しなくてはなりません。
椅子に座って眩しい画面の前は日中と変わりません。

不定期で6回目の治療後足は落ち着いてきました。
進一さん 熱足 一年後
浮腫み
はまだありますがキツイ熱感は減りました。
以前の熱で真っ赤になっていた箇所が日焼け後のシミの様になっています。

まだ腰には痛み不快感がありますが、足の症状が落ち着いてくると共に軽減してくると思います。

毎日寝る事(横になって)これが一番の治療法です。

腰の痛み

こんにちは。

治療の主訴は、ほかにあるのですがもう一つの大きな悩みとして
週に一度の感覚で腰が抜けるように痛い。力が入らなくなる。と言う患者さん。

仕事に向かう朝
腰椎(腰骨)~仙骨(骨盤)へかけて急に痛みが出て、生活に支障がでてしまった患者さん。

生理のたびに腰が痛く
起きる事も困難な患者さん。

三者三様ですが腰の痛みは、日常生活に大きな弊害をもたらします。

筋肉を痛め、炎症・疲労から不快症状となるもの
内科的疾患から腰へ症状がでるもの様々です。

鍼灸治療は、身体の内外どちらからでも手当てができます。
秋はすぐに終わり寒さ厳しくなります。
夏の疲労を素早く除去し、冬支度そろそろ始めましょう。




内臓も筋肉

鍼灸治療をしていると、上半身に症状があるのになぜ足へ鍼をするの?お腹??
なぜ?
なぜ?
と思われている方が多いかと思います。

〇腰骨周辺に鍼をしてもらうと、横隔膜のあたりのつまりが「ポコッ」と抜けた。
〇腕が痛いのに「お腹」へ鍼したら痛みも動きも変わった・・・。
に刺してないのに息がしやすい・・・。
穴は目に見えず、信じがたい方も沢山いらっしゃいます。
今回は、穴を⇒⇒筋肉内臓に置き換えて少し書いてみます。

=====
例えば、、内臓と頭痛、関連が薄そうですが両者は密接に関連しています

内臓は不随意筋*¹に分類されますが立派な筋肉です。

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筋肉は単独で活動せず、筋連鎖*²し離れた筋肉と連動して働きます。
内臓も筋肉なので、何らかのトラブルで内臓が固まることによって筋肉も硬くなります。
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〇胃の調子が悪いとき、みぞおちが突っ張ります。
みぞおちの部分が突っ張るのは腹直筋が固まっていることを意味します。
 
腹直筋が固まると連結する大胸筋・胸骨筋も固まり、さらに連結する広頚筋や胸鎖乳突筋が固まります。
食べ過ぎで胃に負担をかけるとで肩こりも発生します。

また、身体前面の筋が動きにくくなり
息が吸いずらくなったり、猫背の様な前傾姿勢となり背中に張り・ツッパリを覚えます。

 
頸の胸鎖乳突筋の緊張は頭を覆う後頭前頭筋を緊張させ頭を締め付けるように働きます。
頭が痛くなる原因の一つがここにあります。
意識しないところで、筋連鎖は全身に波及していくため
内臓の緊張は頭痛だけでなく、肩こりや首こり、腰痛などの引き金となります。
※痛い箇所がどんどん増えていく理由のひとつ
 
 
=====
この機序は逆の働きもみせます。
 
 猛暑や極寒に限らず過度の筋肉の疲労・緊張が筋連鎖を介し、
内臓まで固め呼吸・消化活動を停滞させてしまうことがあるということです。
 
筋肉と内臓は別物とお思いの方も多いと思いますが、切っても切れない繋がりを有しています。
 
特に症状として現れやすいのが小腸、大腸(便秘)ではないかと思います。
排泄は、身体の内側の状態を知る事もできますし、デドックスの役割を担っています。

不調に便秘はつきものです。
 
鍼灸治療の表現としては、穴を通じて体内の奥にある内臓の疲れ(固まり)を取り
とにかくよく眠れる身体を作る事。
加えて無駄な熱症状や潤い不足の解消をすることで排泄を順調にし体内のデドックスを
行なうことができる治療法だということです。

お盆の暇つぶしに書きましたので、次はお正月に続きを・・・。
では、残暑厳しい毎日、ご自愛ください。

 
 

*¹不随意筋:自分の意志によって動かす事のできない筋肉。
      主に自律神の支配を受ける。内臓や管の壁の筋肉・筋など。
*²筋連鎖:運動パターンを通じて共に作用し、互いに影響を及ぼす筋の集合体のことを指す。


医道の日本社

こんばんは。
日中はやはり暑いですね。

空いた時間に読書を・・・。
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医書

諸先輩方に学ぶことは多いです。

明日は立秋

早くも秋の始まりです。

今更ですが・・・。土用の過ごし方について。
一つの季節から次の季節に移り変わる期間を土用と考えます。
〇立春(2月4日)
〇立夏(5月5日)
〇立秋(8月7日)
〇立冬(11月7日)の前の18日間を土用といいます。
 
土用というと夏土用だけだと思われがちですが、本来はすべての季節の移り変わりの期間の事であり、季節の変化を緩やかに交代させる働きがあります。
身体も衣替えの期間です。
※夏土用は暑さが厳しく特に疲れやすので注目される土用になったのかもしれません。
 
明日8月7日は立秋で、暦の上では秋となります。
※この日から立冬(11月7日)の前日までが秋。 
 
===
夏土用は、室内外の温度差・冷飲食により、特に胃腸障害を起こしやすい時期です。
しかし、東洋医学では全ての土用に於いて土用自体、胃腸が最も疲れやすい季節だということが言われております。
※土用の土は、全ての季節で物を生み出す中だと言う考えがあるからです。
※土は、臓腑・胃が配当されます。(胃は、だいたい身体の真ん中)


胃(土)は生きていく上で、・体を栄養する物質)を吸収して作り、
全身に配る作用をする働きが「胃」(胃腸の消化吸収力)にあります。
生まれてからは重要な臓器と考えられ、母胎で形成した「基礎的な生命力・身体(先天の)」をすり減らすことなく強靭に健やかに成長していくために必要なエネルギーを胃が作り出すと考えられており後天のと言われています。
※先天の)・後天の胃) 

 

胃(胃腸)は私たちの体を作り、健康を維持するおおもとであり、胃腸で消化吸収された栄養素によって各臓器、全身の筋肉や手足は養われていると言うことです。
ですから、胃腸の調子を整えることは病気を未然に防ぐことにもつながりますし
穴で・胃の流れに不調がある時は特に身体を労わらなければなりません。
また、胃腸では栄養を生み出すだけではなく消化後の糟もできます。
排泄が順調かも病を未然に防ぐには注視すべき点です。
 
===

胃腸のトラブルは、真っ先に肌や口などに現れます。
肌が荒れたり、口の周りに吹き出物が出たり、口内炎が出来やすい。
またいものが異常に欲しいときなど、胃腸が弱っている証拠です。
この季節は、この様な症状を訴えるかたが多くいらっしゃいます。

冷飲食・食べ過ぎは胃腸に負担を強いますが・・・。

土用に衰えやすい胃腸を助ける味が、い味になります。
そのさは、お米を咬んだらいその味が、最適となります。

それと、い食べ物は、体を温めも冷やしもしません。寒熱の歪みがない食べ物として、バランスがとれています。

この2つの点で、お米穀類が、主食となり常用される理由です。


お米と比べると白砂糖は味が強く少し行き過ぎです。(古に比べると、味・刺激が濃く強くなっているので丁度いいかもしれません。)
黒砂糖なら、ミネラル、塩い味が入り体によいとされます。
同じ味に入る食物でも作用は様々です。
 
土用のウナギ、土用の餅、全てい味に属し、胃腸を保護する食べ物となります。

そのほかにも、体を冷やすみのコーヒー、抹茶に砂糖やお菓子を添えることで冷やしすぎを抑えてくれます。
古からの食べ合わせをみると、季節・身体に適切な組み合わせになっています。

 

夏の土用は終わりますが、冬にも土用があります。
これから不調が続く方は次の18日意識して過ごしてみてください。
 


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